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Prague, Czech Republic, 15 – 17, May 2023

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Evolving the Scaled Agile Framework:

Update to SAFe 5

Guidance for organizing around value, DevSecOps, and agility for business teams

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SAFe Glossary

The SAFe glossary is a set of definitions for all SAFe Big Picture elements.  The extended glossary provides definitions for additional terms used in the Framework. Some are unique to SAFe (e.g., PO Sync), while others are common in Lean-Agile development (e.g., MVP). They are provided here for clarity in their meaning in the context of SAFe. All extended glossary terms appear in the English configuration and will appear in other language configurations once translated.

5

  • 5 Whys (5 Whys、なぜなぜ分析)

    5 Whysは実証済みの問題解決テクニックであり、インスペクト&アダプトの一環として、特定の問題の根底にある因果関係を調査するために使用します。

A

  • Acceptance Criteria (アクセプタンスクライテリア)

    アクセプタンスクライテリアは、ストーリー、フィーチャー、ケイパビリティが正しく実装され、関連する機能とNFRをカバーしていることを確認するために必要な情報を提供します。

  • Acceptance Test Driven Development (アクセプタンステスト駆動開発)

    アクセプタンステスト駆動開発はテストを最優先するアジャイルなテストプラクティスであり、ビヘイビア駆動開発 (BDD) と同義です。

  • Agile (アジャイル)

    アジャイルはイテレーションによる開発に向けた一連のバリュー、プリンシプル、プラクティスであり、最も的確な説明はアジャイルソフトウェア開発宣言に記載されています。

  • Agile Manifesto (アジャイルソフトウェア開発宣言)

    アジャイルソフトウェア開発宣言は最も影響力の大きいアジャイル文書であり、アジャイルソフトウェア開発の4つのバリューと12のプリンシプルを説明しています。

  • Agile Product Delivery (アジャイルプロダクトデリバリー)

    アジャイルプロダクトデリバリーは、価値のあるプロダクトとサービスを継続的に定義、構築してカスタマーとユーザーにリリースするカスタマーセントリックなアプローチです。

  • Agile Program Management Office (アジャイルプログラムマネジメントオフィス)

    アジャイルプログラムマネジメントオフィス (APMO) は、リーンアジャイルトランスフォーメーションの一環として、リーンポートフォリオマネジメントプロセスの推進とオペレーショナルエクセレンスおよびリーンガバナンスの醸成に責任を負う組織部門です。

  • Agile Release Train, ART (アジャイルリリーストレイン)

    アジャイルリリーストレイン (ART) は複数のアジャイルチームで構成されたチームで、長期間存続します。他のステークホルダーと共に、1つのバリューストリームで1つもしくは複数のソリューションをインクリメンタルに開発、デリバリーし、必要に応じて運用します。

  • Agile Team (アジャイルチーム)

    SAFeにおいてアジャイルチームとは、短いタイムボックスでバリューのインクリメントを定義、構築、テスト、デリバリーする5~11人で構成される機能横断的なグループです。

  • Architect Sync (アーキテクトシンク)

    アーキテクトシンクはソリューショントレインのイベントの1つで、新しいデザインとトレードオフをソリューショントレイン上で管理する方法に一貫性を持たせます。これにより、遅延を発生させることなく実装アプローチを頻繁に調整できます。

  • Architectural Runway (アーキテクチュラルランウェイ)

    アーキテクチュラルランウェイは、直近のフィーチャーを過度な再設計や遅延なく実装するのに必要とされる既存コード、コンポーネント、技術インフラで構成されます。

  • ART Sync (ARTシンク)

    ARTシンクはARTイベントの1つであり、プロダクトオーナー (PO) シンクとスクラムオブスクラムズ (SoS) を1つにまとめたものです。

B

  • Backlog Refinement (バックログリファインメント)

    バックログリファインメントはイテレーションまたはインクリメントの最中に1、2回実施されるアクティビティであり、チームのバックログにある今後のストーリーに対するアクセプタンスクライテリアについての最初の理解を議論、見積り、確立します。

  • Baseline Solution Investments, BSI (ベースラインソリューション投資)

    ベースラインソリューション投資 (BSI) は、現在のビジネスケイパビリティをデリバリーするソリューションを各バリューストリームが開発、サポート、運用するために発生するコストです。

  • Batch Size (バッチサイズ)

    バッチサイズは、与えられたタイムボックスにおいてシステムにプルする作業量 (要件、設計、コード、テストなどの作業量) の測定です。

  • Behavior-Driven Development (ビヘイビア駆動開発)

    ビヘイビア駆動開発 (BDD) はテストを最優先するアジャイルなテストプラクティスであり、システムのビヘイビアを指定する前に、またはその一環としてテストを定義 (可能であれば自動化) することでビルトインクオリティを実現します。

  • Benefit Hypothesis (ベネフィットハイポセシス)

    ベネフィットハイポセシスは、フィーチャーまたはケイパビリティの一部としてエンドユーザーまたはビジネスに提供される、測定可能なベネフィットです。

  • Big Visible Information Radiator, BVIR (ビッグビジブルインフォメーションラジエーター)

    ビッグビジブルインフォメーションラジエーター (BVIR) は、重要なデータを簡単に追跡および伝達できるようグラフィカルに表示したものです (バーンダウンチャート、プログラムボード、ビルドステータスボードなど)。

  • Built-in Quality (ビルトインクオリティ)

    ビルトインクオリティの実践により、開発期間を通して、各ソリューション要素がインクリメントごとに適切な品質基準を確実に満たすようにします。

  • Burn-Down (Burn-Up) Chart (バーンダウン (バーンアップ) チャート)

    バーンダウンおよびバーンアップチャートは、時間に対する作業進捗度を示すグラフィカルな表示です。

  • Business Agility (ビジネスアジリティ)

    ビジネスアジリティは、革新的でデジタルに対応したビジネスソリューションによって市場の変化や新たなチャンスに速やかに対応することで、デジタル時代に競い合い繁栄するための能力です。

  • Business and Technology (ビジネスおよびテクノロジー)

    SAFeのビジネスおよびテクノロジーのアイコンは、エンタープライズのすべての機能ドメインが、それぞれの独自のコンテキストに合わせてリーンアジャイルプリンシプルとプランニングを適用する新しい方法を継続的に模索することで、どのようにしてビジネスアジリティを可能にするかを説明します。

  • Business Context (ビジネスコンテキスト)

    ビジネスコンテキストは、ビジネスオーナーが提示するPIプランニングのアジェンダ項目です。ビジネスの現在の状態を説明し、ポートフォリオビジョンを共有し、既存のソリューションがいかに効果的に現在のカスタマーのニーズに対応しているかについて見解を示します。

  • Business Owner (ビジネスオーナー)

    ビジネスオーナーは、ステークホルダーで構成される少人数グループで、アジャイルリリーストレイン (ART) 上で開発されるソリューションのガバナンス、コンプライアンス、費用対効果 (ROI) について、ビジネス面と技術面での主要な責任を負います。ビジネスオーナーはARTの主要なステークホルダーで、使用適性を評価し、特定のARTイベントに積極的に参加する必要があります。

C

  • CALMR (カルマ―)

    SAFeのDevOpsに対するCALMRアプローチは、デリバリーのカルチャー、オートメーション、リーンフロー、メジャメント、リカバリーの同時進行を管理することで、継続的なバリューデリバリーを達成するためにARTをガイドするマインドセットです。

  • Capability (ケイパビリティ)

    ケイパビリティは、通常は複数のARTにまたがるソリューションの動作概要です。単一PIでの実装を容易にするため、ケイパビリティは複数のフィーチャーに分割、サイズ調整されます。

  • Capacity Allocation (キャパシティアロケーション)

    キャパシティアロケーションはバックログに向けたリーンバジェットガードレールの1つで、今後のプログラムインクリメント (PI) に割り当てられる新しいフィーチャー、イネーブラー、技術的負債のバックログ間のバランスを取ります。

  • Committed PI Objectives (コミットしたPIオブジェクティブ)

    コミットしたPIオブジェクティブは、ビジネスオーナーによってビジネスバリューを割り当てられた各チームによって作成された一連のSMARTオブジェクティブです。

  • Community of Practice, CoP (コミュニティオブプラクティス)

    コミュニティオブプラクティス (CoP) は、特定のテクノロジー分野またはビジネス分野で共通の関心事項を持つ人々からなる組織化されたグループです。このグループは定期的に情報を共有し、スキルを向上させ、各分野の全般的な知識の発展のために積極的に連携します。

  • Compliance (コンプライアンス)

    コンプライアンスとは、チームがあらゆる規制や業界標準、その他の関連規格を遵守していることを保証しつつ、最高品質を誇るシステムを構築するためにリーンアジャイル開発手法を適用することを可能にする戦略および一連の活動とアーティファクトを指します。

  • Confidence Vote (コンフィデンス投票)

    コンフィデンス投票はPIプランニングの終盤に実施され、チームがPIオブジェクティブを達成する自信について投票します。

  • Continuous Delivery Pipeline, CDP (コンティニュアスデリバリーパイプライン)

    コンティニュアスデリバリーパイプライン (CDP) は、構想からオンデマンドでエンドユーザーにバリューをリリースするまで、新機能を導くために必要なワークフロー、アクティビティ、オートメーションを示します。

  • Continuous Deployment, CD (コンティニュアスデプロイメント)

    コンティニュアスデプロイメント (CD) は、検証済みのフィーチャーをステージング環境から取得し、本番環境にデプロイするプロセスです。フィーチャーは、本番環境でリリースに向けた準備を整えます。

  • Continuous Exploration, CE (コンティニュアスエクスプロレーション)

    コンティニュアスエクスプロレーション (CE) は、市場とカスタマーのニーズを継続的に調査し、見極めたニーズに対応するソリューションに向けビジョン、ロードマップ、そしてフィーチャーの一式を定義することで、イノベーションを推進し、構築すべきものについて連携を促進するプロセスです。

  • Continuous Integration, CI (コンティニュアスインテグレーション)

    コンティニュアスインテグレーション (CI) は、プログラムバックログからフィーチャーを取り出し、デプロイメントおよびリリースの準備ができているステージング環境で開発、テスト、インテグレーション、検証を行うプロセスです。

  • Continuous Learning Culture (コンティニュアスラーニングカルチャー)

    コンティニュアスラーニングカルチャーのコンピテンシーは、個々人およびエンタープライズ全体に対し、知識、コンピテンス、パフォーマンス及びイノベーションを継続的に向上することを奨励する一連のバリューとプラクティスを説明します。

  • Core Value (コアバリュー)

    アラインメント (ベクトルを合わせる)、ビルトインクオリティ (品質の作り込み)、トランスペアレンシー (透明性)、プログラムエグゼキューション (プログラムの実行) から成る4つのコアバリューは、SAFeの有効性にとって鍵となる基本的な考えを表します。これらの指針は、SAFeポートフォリオに参加するすべての人の振る舞いと行動を決定付けるのに役立ちます。

  • Cost of Delay (遅延コスト)

    遅延コスト (CoD) は、作業の遅延や一時的な停止によって失われる金額またはバリューであり、WSJFによる優先順位付けで使用されます。

  • Customer (カスタマー)

    カスタマーは、ポートフォリオのバリューストリームによって作成、維持されるビジネスソリューションのバリューを受け取る最終的な受益者です。

  • Customer Centricity, CC (カスタマーセントリシティ)

    カスタマーセントリシティとは、エンタープライズが提供するすべてのプロダクトとサービスを通して、カスタマーにとってポジティブな体験を作り上げることに集中するマインドセットとビジネスの手法です。

  • Customer Journey Map (カスタマージャーニーマップ)

    カスタマージャーニーマップは、企業のオペレーショナルバリューストリーム、プロダクト、サービスを利用するユーザーの体験を表します。

D

  • Daily Stand-Up (デイリースタンドアップ)

    デイリースタンドアップ (DSU) は毎日行われるチームイベントで、各チームメンバーがイテレーションゴールに向けて前の日に行った作業、その日に行う予定の作業、そしてイテレーションゴール達成の妨げとなるような直面している問題を説明します。

  • Decentralized Decision-Making (権限分散型意思決定)

    権限分散型意思決定では、遅延を低減し、プロダクト開発フローを向上し、意思決定の質を高めるための知識と情報を最も多く持つ人々に意思決定権が与えられます。

  • Definition of Done (完了の定義)

    完了の定義は、バリューのインクリメントにおける完了の状態を示し、インクリメントにおいてどの作業が完了しているかを全員が理解できるようにします。

  • Deploy (デプロイ)

  • Design Thinking (デザインシンキング)

    デザインシンキングは、ライフサイクルにわたって収益性が高く持続可能な望ましいプロダクトを作り上げるカスタマーセントリックな開発プロセスです。

  • Develop on Cadence (ケイデンスに基づく開発)

    ケイデンスに基づく開発は、定期的で予測可能なスケジュールに沿って確実に実施される一連のイベントやアクティビティによってアジャイルチームをサポートする、体系化された一連のプラクティスです。

  • Development Value Streams (デベロップメントバリューストリーム)

    デベロップメントバリューストリーム (DVS) とは、ビジネスハイポセシスをデジタルに対応したソリューションに変換するために必要な一連の活動のことです。例としては、医療機器や人工衛星のデザイン、ソフトウェアアプリケーション、SaaSシステム、eコマースウェブサイトの開発およびデプロイなどが挙げられます。

  • DevOps (デブオプス)

    DevOpsとは、マインドセット、カルチャー、および一連の技術的プラクティスのことです。ソリューションの計画、開発、テスト、導入、リリース、維持に必要な、すべての人々の間のコミュニケーション、インテグレーション、オートメーション、そして緊密な連携を提供します。

E

  • Empathy Map (共感マップ)

    共感マップは、チームがカスタマーを深く理解し、その理解を共有するためのデザインシンキングツールです。

  • Enabler (イネーブラー)

    イネーブラーは、将来のビジネス上の機能を提供することを目的にアーキテクチュラルランウェイを拡張するために必要な活動をサポートします。対象の活動には、エクスプロレーション、アーキテクチャ、インフラストラクチャー、コンプライアンスに関連する活動が含まれます。イネーブラーはさまざまなバックログに取り込まれ、フレームワーク全体を通して発生します。

  • Enterprise (エンタープライズ)

    エンタープライズは、各SAFeポートフォリオが属するビジネスエンティティを表します。

  • Enterprise Architect (エンタープライズアーキテクト)

    エンタープライズアーキテクトは、現在および将来のビジネスケイパビリティをサポートするポートフォリオを実現する技術戦略とロードマップを確立します。

  • Enterprise Solution Delivery (エンタープライズソリューションデリバリー)

    エンタープライズソリューションデリバリーのコンピテンシーは、世界最大かつ最先端のソフトウェアアプリケーション、ネットワーク、サイバーフィジカルシステムの仕様、開発、デプロイ、運用や進化に対してリーンアジャイルプリンシプルとプラクティスを適用する方法を説明します。

  • Epic Hypothesis Statement (エピックハイポセシスステートメント)

    エピックハイポセシスステートメントは、エピックに関する重要な情報を取得、整理、伝達します。

  • Epic Owner (エピックオーナー)

    エピックオーナーは、ポートフォリオカンバンシステムを通して、ポートフォリオエピックを調整する責任者です。エピックオーナーは協力して、エピック、実用最小限のプロダクト (MVP)、およびリーンビジネスケースを定義し、承認された場合、実装をファシリテートします。

  • Epic (エピック)

    エピックは、ポートフォリオ内で生じるより多額の投資を引き付ける重要なソリューション開発の取り組みのためのコンテナです。範囲と影響が相当大きいため、エピックは実装前に実用最小限のプロダクト (MVP) の定義とリーンポートフォリオマネジメント (LPM) の承認が必要となります。

  • Essential SAFe (Essential SAFe)

    Essential SAFeには、複数のアジャイルチームからなるチームであるアジャイルリリーストレイン (ART) 経由でビジネスソリューションを継続的にデリバリーするために必要な最低限の役割、イベント、アーティファクトが含まれます。

  • Estimating Poker (見積りポーカー)

    見積りポーカーは、SAFeにおけるストーリー、フィーチャー、WSJFのサイズを相対的に見積るためのコラボレーションテクニックです。

  • Extreme Programming (エクストリームプログラミング)

    エクストリームプログラミング (XP) は、主にKent Beckによって開発された一連のアジャイルソフトウェアエンジニアリングプラクティスであり、ソフトウェア品質を向上し、変化するカスタマーの要望への対応を強化します。

F

  • Feature (フィーチャー)

    フィーチャーはステークホルダーのニーズを満たすサービスです。各フィーチャーには、ベネフィットハイポセシスとアクセプタンスクライテリアが含まれており、プログラムインクリメント (PI) 内の単一のアジャイルリリーストレイン (ART) によってデリバリーできるよう、必要に応じて分割、サイズ調整されます。

  • Final Plan Review (ファイナルプランレビュー)

    ファイナルプランレビューはPIプランニングのアクティビティで、チームが最終プラン (PIオブジェクティブ、作業量、リスク) を提示してARTに伝え、ビジネスオーナーの承認を求めます。

  • Foundation (土台)

    土台には、バリューを確実に大規模にデリバリーするのに必要な、基本プリンシプル、バリュー、マインドセット、実装ガイダンス、リーダーシップの役割が含まれます。

  • Full SAFe (Full SAFe)

    Full SAFeは、ビジネスアジリティに必要な7つのコアコンピテンシーすべてを含む最も包括的なコンフィグレーションです。

G

  • Gemba (現場)

    現場は作業が実施される場所であり、たゆまぬ改善の機会をさらに特定できるように、ステークホルダーがオペレーショナルバリューストリームのステップと特定のアクティビティを実行する様子をチームが観察できる場所です。

H

  • Hackathon (ハッカソン)

    ハッカソンはイノベーションイベントであり、作業が企業のミッションを反映している限り、チームメンバーは任意の相手と任意の作業をすることができます。ハッカソンの最後に、行った作業のデモを実施します。

I

  • Innovation and Planning Iteration (イノベーション&プランニングイテレーション)

    イノベーション&プランニング (IP) イテレーションは、各プログラムインクリメント (PI) で行われるもので、複数の目的を果たします。これは、PIオブジェクティブを果たすための見積もりバッファーの役割を果たすほか、イノベーション、コンティニュアスラーニング、PIプランニング、インスペクト&アダプト (I&A) などのイベントに専念できる時間を提供します。

  • Inspect & Adapt, I&A (インスペクト&アダプト)

    インスペクト&アダプト (I&A) は、各プログラムインクリメント (PI) の最後に行われる重要なイベントです。このイベントでは、トレインが現状のソリューションのデモを実施し、評価を行います。チームは、構造化されたプロブレムソルビングワークショップを通じて評価結果を振り返り、改善のためのバックログアイテムを特定します。

  • Integration Point (インテグレーションポイント)

    インテグレーションポイントは、さまざまなソリューション要素を1つに統合する「プルイベント」を作成します。これによってステークホルダーは、進化するソリューションが現実的な将来のビジネスニーズに対応していることを確認できます。

  • Investment Horizons (インベストメントホライゾン)

    インベストメントホライゾンは、バリューストリームによって作成されたソリューションに対する費用の割り当てを明確にします。これによって、バリューストリームのオーナーと投資者はより多くの情報に基づいた投資の意思決定が可能となり、ポートフォリオとストラテジックテーマのベクトルを合わせながら全体的な健全性と成長率を向上できます。

  • Iteration (イテレーション)

    イテレーションは、アジャイル開発の基本的な構造ブロックです。各イテレーションは、標準の固定長のタイムボックスで、アジャイルチームは動作するテスト済みのソフトウェアとシステムという形でインクリメンタルなバリューをデリバリーします。SAFeでは、イテレーションは通常1〜2週間で、最も一般的な長さは2週間です。

  • Iteration Execution (イテレーションエグゼキューション)

    イテレーションエグゼキューションは、アジャイルチームがイテレーションのタイムボックス全体にわたって作業を管理する方法で、結果として、高品質で動作するテスト済みのシステムのインクリメントが生み出されます。

  • Iteration Goal (イテレーションゴール)

    イテレーションゴールは、アジャイルチームがイテレーションで達成することに同意しているビジネスオブジェクティブとテクニカルオブジェクティブの概要です。このオブジェクティブはアジャイルリリーストレイン (ART) をセルフオーガナイズし、セルフマネージするチームオブチームズとして調整するために不可欠です。

  • Iteration Planning (イテレーションプランニング)

    イテレーションプランニングは、次のイテレーションの期間にチームバックログのデリバリーをどれだけコミットできるかをチームメンバー全員で決定するイベントです。チームは、一連のコミットしたイテレーションゴールとして作業内容をまとめます。

  • Iteration Retrospective (イテレーションレトロスペクティブ)

    イテレーションレトロスペクティブは、アジャイルチームメンバーがイテレーションの結果について話し合い、実践したことをレビューして、改善の方法を特定するための定期的なイベントです。

  • Iteration Review (イテレーションレビュー)

    イテレーションレビューはケイデンスに基づくイベントで、各チームは各イテレーションの終わりにインクリメントをインスペクトし、進捗状況をアセスし、次のイテレーションのためにそのバックログを調整します。

K

  • Knowledge Worker (ナレッジワーカー)

    ナレッジワーカーは、自身の担当分野で複雑な問題を解決するために必要なスキル、知識、教育を備えた人材です。

L

  • Large Solution SAFe (Large Solution SAFe)

    Large Solution SAFeは、最大級のアプリケーション、ネットワーク、サイバーフィジカルシステムを構築し進化させるための、追加の役割、プラクティス、ガイダンスを説明します。

  • Lead Time (リードタイム)

    リードタイムは、前のステップの作業が完了してから、現在のステップの作業が完了するまでにかかった時間です。

  • Lean (リーン)

    リーンは、遅延を低減して付加価値のないアクティビティを排除することで、効率と効果を高めるための知識体系および一連のプラクティスです。

  • Lean Budget Guardrails (リーンバジェットガードレール)

    リーンバジェットガードレールは、特定のポートフォリオに割り当てられた予算、支出、ガバナンスのポリシーとプラクティスを説明します。

  • Lean Budgets (リーンバジェット)

    リーンバジェットは、リーンアジャイルアプローチの一つで、プロジェクトコスト中心のアカウンティングに関連するオーバヘッドとコストを削減する事により、スループットと生産性を増加させ、財務上のガバナンスを実現します。

  • Lean Business Case (リーンビジネスケース)

    リーンビジネスケース (LBC) は、エピック (MVPと予測されるビジネスバリューを含む) を説明する軽量なアプローチです。

  • Lean Governance (リーンガバナンス)

    リーンガバナンスはリーンポートフォリオマネジメントにおける特徴の1つであり、費用の管理と決定、監査とコンプライアンス、経費の予測、測定をサポートします。

  • Lean Portfolio Management (リーンポートフォリオマネジメント)

    リーンポートフォリオマネジメントのコンピテンシーは、リーンとシステムシンキングのアプローチをストラテジー&インベストメントファンディング、アジャイルポートフォリオの運用、およびガバナンスに適用することで、戦略と実行の足並みを揃えます。

  • Lean Quality Management System, QMS (リーンクオリティマネジメントシステム)

    クオリティマネジメントシステム (QMS) は、安全性と有効性を確認するために必要なプラクティス、ポリシー、手順を決定します。SAFeを導入する組織は、従来型のガバナンスからリーンQMSによるガバナンスに移行します。

  • Lean User Experience, Lean UX (リーンユーザーエクスペリエンス)

    リーンユーザーエクスペリエンス (Lean UX) デザインは、リーンアジャイル手法を採用したマインドセット、カルチャー、プロセスです。実用最小限のインクリメントで機能を実装し、ベネフィットハイポセシスに対する結果を測定することで成功の度合いを判断します。

  • Lean-Agile Center of Excellence, LACE (リーンアジャイルセンターオブエクセレンス)

    リーンアジャイルセンターオブエクセレンス (LACE) は、SAFeのリーンアジャイルな働き方を実装することを専門とする人材による小規模なチームです。

  • Lean-Agile Leadership (リーンアジャイルリーダーシップ)

    リーンアジャイルリーダーシップのコンピテンシーは、個人やチームが潜在能力を最大限発揮できるよう後押しすることで、リーンアジャイルリーダーが組織の変化やオペレーショナルエクセレンスを推進、維持する方法を表すものです。

  • Lean-Agile Mindset (リーンアジャイルマインドセット)

    リーンアジャイルマインドセットとは、アジャイルソフトウェア開発宣言とリーンシンキングの概念に従うSAFeリーダーとプラクティショナーの信念、前提、姿勢、行動を組み合わせたものです。SAFeプリンシプルとプラクティスを採用し、適用するための個人的で知的なリーダーシップの基礎となります。

  • Lean-Agile Principle (リーンアジャイルプリンシプル)

    SAFeは、10の不変かつ基本的なリーンアジャイルプリンシプルに基づいています。これらの信条と経済的概念が、SAFeの役割とプラクティスの情報源となり、インスピレーションを与えます。

  • Little's Law (リトルの法則)

    リトルの法則は待ち行列理論に関する法則であり、あるシステムのサービスの平均待ち時間は、平均の待ち行列の長さを平均の処理速度で割ったものとされます。

M

  • Measure And Grow (メジャー&グロー)

    メジャー&グローは、ポートフォリオがビジネスアジリティの進捗度を評価して、次の改善ステップを決定する方法です。

  • Metrics (メトリクス)

    メトリクスは、組織がポートフォリオ、ラージソリューション、ART、およびアジャイルチームのビジネスオブジェクティブとテクニカルオブジェクティブの達成に向け、どの程度順調に前進しているかを評価するために使用される、合意に基づく指標です。

  • Milestone (マイルストーン)

    マイルストーンは、特定の目的またはイベントに対する進捗状況を追跡管理するために使用されます。SAFeマイルストーンには、プログラムインクリメント (PI)、固定された日付、および学習のマイルストーンの3種類があります。

  • Minimum Marketable Feature (市場に出せる最小限のフィーチャー)

    市場に出せる最小限のフィーチャー (MMF) は、フィーチャーのベネフィットハイポセシスが有効かどうかを知るために、チームがビルド可能な最小限の機能です。

  • Minimum Viable Product (実用最小限のプロダクト)

    実用最小限のプロダクト (MVP) は、新しいプロダクトまたはビジネスソリューションの早期かつ必要最小限のバージョンであり、エピックハイポセシスを証明または却下するために使用します。ストーリーボード、プロトタイプ、モックアップ、ワイアフレームなどの探索テクニックとは異なり、MVPは実際のプロダクトであり、実際のカスタマーが使用することで実証による学びを得ることができます。

  • Model-Based Systems Engineering, MBSE (モデルベースシステムエンジニアリング)

    モデルベースシステムエンジニアリング (MBSE) は、一連の関連システムモデルを開発するプラクティスで、開発中のシステムの定義、設計、および文書化を支援します。これらのモデルを使用すると、システムのさまざまな側面の調査、更新、ステークホルダーへの伝達を効率的に行えると同時に、従来のドキュメントに対する依存度を大幅に軽減または排除できます。

  • Modified Fibonacci Sequence (改変フィボナッチ数列)

    改変フィボナッチ数列 (1、2、3、5、8、13、20、40、100) は、相対的な見積りにおいて、見積り対象のジョブのサイズが大きくなるにつれて発生する固有の不確実性を反映させるために使用します。

N

  • Nonfunctional Requirement, NFR (非機能要件)

    非機能要件 (NFR) は、セキュリティ、信頼性、性能、保守性、拡張性、有用性などのシステム特性を定義します。さまざまなバックログにまたがるシステムデザインに対する制約または制限の役割を果たします。

O

  • Objectives and Key Results, OKR (オブジェクティブと主要な成果)

    SAFeでは、オブジェクティブと主要な成果 (OKR) を使用してストラテジックテーマに関する重要な情報を定義、整理、伝達できます。また、明確で、具体的で、測定可能なアクションによって進捗度を追跡できます。

  • Operational Value Streams (オペレーショナルバリューストリーム)

    オペレーショナルバリューストリーム (OVS) とは、プロダクトやサービスをカスタマーに提供するために必要な一連の活動のことです。例としては、製品の製造、注文の履行、患者の入院や治療、ローンの提供、または専門的なサービスの提供などが挙げられます。

  • Organizational Agility (オーガニゼーショナルアジリティ)

    オーガニゼーショナルアジリティのコンピテンシーは、リーンシンキングの人々とアジャイルチームがビジネスプロセスを最適化し、明確で決定的な新規コミットメントによって戦略を進化させ、新たな機会を活用するために組織を必要に応じて素早く適応させる方法を説明します。

  • Organizational Change Management (組織のチェンジマネジメント)

    組織のチェンジマネジメントは、組織変革における個人、チーム、組織を準備、サポート、支援するためのあらゆるアプローチの総称です。

P

  • Pareto Analysis (パレート分析)

    パレート分析はインスペクト&アダプトイベントで使用されるテクニックで、全体的に最も大きな影響をもたらしているアクションの数を絞り込みます。

  • Participatory Budgeting (参加型予算編成)

    参加型予算編成 (PB) は、リーンポートフォリオマネジメント (LPM) が全ポートフォリオの予算を各々のバリューストリームに割り振るために使用するプロセスです。

  • Personas (ペルソナ)

    ペルソナはカスタマーリサーチによって作成される架空の消費者やユーザーであり、プロダクト開発におけるカスタマーセントリックなアプローチを推進します。

  • Phase Gate (フェーズゲート)

    フェーズゲートは従来型のガバナンスマイルストーンであり、SAFeでは動作するシステムの客観的評価に基づくマイルストーンに置き換えられます。

  • PI Objectives (PIオブジェクティブ)

    プログラムインクリメント (PI) オブジェクティブは、アジャイルチームやアジャイルリリーストレインが次のプログラムインクリメント (PI) で達成しようとするビジネスゴールとテクニカルゴールのサマリーです。

  • Plan-Do-Check-Adjust (PDCAサイクル)

    PDCAサイクルは4段階のイテレーション手法であり、バラツキを制御し、プロダクト開発中にフィードバックに合わせて調整するために使用されます。

  • Portfolio (ポートフォリオ)

    SAFeのポートフォリオは、複数のデベロップメントバリューストリームの集合体を通して戦略と実行の足並みを揃えます。共通のガバナンスモデルに基づいて運営されている各バリューストリームは、エンタープライズがビジネスミッションを達成するために必要な1つまたは複数のソリューションを提供します。

  • Portfolio Backlog (ポートフォリオバックログ)

    ポートフォリオバックログは、SAFe内で最も広範にわたるバックログです。包括的なソリューションを構築、進化させることを目的とする今後のビジネスやイネーブラーエピックのためのホールディングエリアを提供します。

  • Portfolio Canvas (ポートフォリオキャンバス)

    ポートフォリオキャンパスは、SAFeポートフォリオに含まれるデベロップメントバリューストリーム、デリバリーするバリュープロポジションおよびソリューション、対象のカスタマー、各バリューストリームに割り当てる予算、そしてポートフォリオビジョンを達成するのに必要なその他の主要アクティビティとイベントを定義します。

  • Portfolio Kanban (ポートフォリオカンバン)

    ポートフォリオカンバンシステムは、構想から分析、実装、完成に至るまで、ポートフォリオエピックのフローを可視化し、管理するための手法です。

  • Portfolio SAFe (Portfolio SAFe)

    Portfolio SAFeは、戦略と実行の足並みを揃え、1つあるいは複数のバリューストリームを通過するバリューフローを中心にソリューション開発を体系化します。

  • Portfolio Vision (ポートフォリオビジョン)

    ポートフォリオビジョンは、ポートフォリオのバリューストリームとソリューションの将来の状態に関する説明です。ポートフォリオのオブジェクティブとエンタープライズのより広範な目的を達成するためにバリューストリームとソリューションを連携させる方法を説明します。

  • Pre-and Post-PI Planning (プリ&ポストPIプランニング)

    プリ&ポストプログラムインクリメント (PI) プランニングイベントは、ソリューショントレインに属するアジャイルリリーストレイン (ART) およびサプライヤーのためのPIプランニングの準備やフォローアップのために使用されます。

  • Problem-Solving Workshop (プロブレムソルビングワークショップ)

    プロブレムソルビングワークショップはインスペクト&アダプトイベントの一環であり、システムの問題の根本原因を特定するための体系的なアプローチです。

  • Product Management (プロダクトマネジメント)

    プロダクトマネジメントは、プロダクト / 市場ライフサイクルを通してカスタマーのニーズを満たす、実現可能、実行可能、持続可能な望ましいプロダクトの構築を定義、サポートする責任を負います。

  • Product Owner, PO (プロダクトオーナー)

    プロダクトオーナー (PO) は、ストーリーを定義しチームバックログの優先順位付けを担当するアジャイルチームのメンバーで、チームのフィーチャーやコンポーネントの概念的および技術的な一貫性を維持しながら、プログラム優先順位の実行を効率化します。

  • Product Owner (PO) Sync (プロダクトオーナー (PO) シンク)

    POシンクはARTイベントの1つで、PIオブジェクトに対するARTの進捗度を可視化し、フィーチャー開発の問題と機会について議論し、スコープ調整の必要性をアセスします。

  • Program Backlog (プログラムバックログ)

    プログラムバックログは、ユーザーのニーズへの対応や単一のアジャイルリリーストレイン (ART) にビジネス上のメリットをもたらすことを目的とした、今後のフィーチャーのためのホールディングエリアです。プログラムバックログには、アーキテクチュラルランウェイの構築に必要なイネーブラーフィーチャーも含まれます。

  • Program Board (プログラムボード)

    プログラムボードは、PIのフィーチャーデリバリーの日付、チーム間のフィーチャー依存関係、関連するマイルストーンを示します。

  • Program Increment, PI (プログラムインクリメント)

    プログラムインクリメント (PI) とは一定のタイムボックスを指し、このタイムボックス内でアジャイルリリーストレイン (ART) は、動作するテスト済ソフトウェアやシステムという形でインクリメンタルなバリューをデリバリーします。通常、PIは8~12週間です。PIの最も一般的なパターンでは、4回の開発イテレーションに続いて、イノベーション&プランニング (IP) イテレーションを1回行います。

  • Program Increment (PI) Planning (プログラムインクリメントプランニング)

    プログラムインクリメント (PI) プランニングは、アジャイルリリーストレイン (ART) の心臓部としての役割を果たすケイデンスベースの対面イベントで、ART上のすべてのチームの方向性を共通のミッションとビジョンに揃えます。

  • Program Kanban (プログラムカンバン)

    プログラムおよびソリューションカンバンシステムは、構想から分析、実装、リリースまでのフィーチャーとケイパビリティのフローを、コンティニュアスデリバリーパイプラインを通じて可視化し管理する方法です。

  • Program Predictability Measure (プログラム予測精度の測定)

    プログラム予測精度の測定は、ARTにおけるすべてのチームの計画時のビジネスバリューと実際のビジネスバリューを比較してまとめます。ARTのパフォーマンスと信頼性を表す主要な指標となります。

  • Program Risks (プログラムリスク)

    プログラムリスクは、PIプランニングの間にチームによって特定され、オブジェクトの達成に支障をきたす可能性のあるリスクと阻害要因を示します。

R

  • Refactoring (リファクタリング)

    リファクタリングは、外部ビヘイビアを変更することなく、コードまたはコンポーネントの内部構造またはオペレーションを改善するアクティビティです。

  • Relative Estimation (相対見積り)

    相対見積りでは、ジョブを互いに比較することで、すばやくサイズとバリューを見積ります。

  • Release (リリース)

  • Release on Demand (リリースオンデマンド)

    リリースオンデマンドは、新機能を本番環境にデプロイし、要望に応じて迅速かつ段階的にカスタマーにリリースするプロセスです。

  • Release Train Engineer, RTE (リリーストレインエンジニア)

    リリーストレインエンジニア (RTE) は、アジャイルリリーストレイン (ART) のサーバントリーダー兼コーチです。RTEの主な仕事は、ARTイベントとプロセスを促進し、バリューをデリバリーする上でチームを支援することです。RTEはステークホルダーとコミュニケーションをとり、問題があれば上層部にエスカレーションし、リスクを管理し、たゆまぬ改善を推進します。

  • Relentless Improvement (たゆまぬ改善)

    たゆまぬ改善はSAFeハウスオブリーンの4本目の柱であり、継続的な省察とプロセスの改善による学習と成長を促進します。

  • Roadmap (ロードマップ)

    ロードマップは、プランニングホライゾンで予定されたソリューション成果物を伝えるイベントやマイルストーンのスケジュールを示します。

  • ROAMing Risks (ROAMとして分類されたリスク)

    リスクのROAM分類はPIプランニングアクティビティの1つであり、チームによって提示されたプログラムリスクがより幅広いマネジメントのコンテキストで対処されます。

  • Root Cause Analysis (根本原因分析)

    根本原因分析はインスペクト&アダプトイベントの一環であり、一連の問題解決ツールを適用して問題の本当の原因を特定します。

S

  • SAFe Big Picture, BP (SAFeビッグピクチャー)

    SAFeビッグピクチャー (BP) はフレームワークの主要な役割、アクティビティ、およびアーティファクトを視覚的に表したものであり、scaledagileframework.comで表示されるクリック可能なアイコンから各々に関するSAFe記事にアクセスできます。

  • SAFe for Government (SAFe for Government)

    SAFe for Governmentは、公的機関の組織が行政のコンテキストでリーンアジャイルなプラクティスを実装するための、一連の成功に導くパターンを提供します。

  • SAFe for Lean Enterprises (SAFe for Lean Enterprises)

    SAFe for Lean Enterprisesは、ビジネスアジリティを実現するための世界トップレベルのフレームワークです。SAFeは、リーン、アジャイル、DevOpsの力を包括的なオペレーティングシステムに統合することにより、エンタープライズが、革新的なプロダクトとサービスをより短期間に、より高い予測精度で、より高い品質でデリバリーできるようサポートします。

  • SAFe Implementation Roadmap (SAFeインプリメンテーションロードマップ)

    SAFeインプリメンテーションロードマップは、概要図とSAFeの実装を成功させるために効果的であると証明された戦略や順序付けられた一連の作業が説明された12の記事のシリーズから構成されます。

  • SAFe Lean Startup Cycle (SAFeリーンスタートアップサイクル)

    SAFeリーンスタートアップサイクルはビルド、測定、学習の高度なイテレーションサイクルで、プロダクトのイノベーションと戦略的投資に使用されます。エピックの実装に向けたこの戦略は、投資とリスクをインクリメンタルに管理すると同時にSAFeのフローと可視性のメリットを活用することで、リーンスタートアップの経済的および戦略的な利点を提供します。

  • SAFe Program Consultant, SPC (SAFeプログラムコンサルタント)

    認定SAFeプログラムコンサルタント (SPC) は、SAFeの技術的な知識と内発的なモチベーションを組み合わせ、企業のソフトウェアおよびシステムの開発プロセスを改善するチェンジエージェントです。SPCは、SAFeの実装を成功させる上で不可欠な役割を果たします。SPCは、ビジネスとテクノロジーのリーダー、ポートフォリオ / プログラム / プロジェクトマネージャー、プロセスリード、アーキテクト、アナリスト、コンサルタントなど、多数の社内外の役割から構成されます。

  • Scrum Master (スクラムマスター)

    スクラムマスターは、アジャイルチームのサーバントリーダー兼コーチで、スクラム、エクストリームプログラミング (XP)、カンバン、SAFeについてチームを教育し、合意済みのアジャイルプロセスが遵守されるよう徹底します。また、障壁を取り除くサポートをするほか、ハイパフォーマンスチームのダイナミクス、継続的なフロー、たゆまぬ改善のための環境を醸成します。

  • Scrum of Scrums (スクラムオブスクラムズ)

    スクラムオブスクラムズ (SoS) はARTイベントの1つであり、ARTの依存関係を調整して、進捗度と阻害要因を可視化します。

  • ScrumXP (スクラムXP)

    SAFeスクラムXPは、アジャイルリリーストレイン (ART) が短いタイムボックスでカスタマーバリューの計画、実行、レトロスペクティブ、デリバリーを行うためにアジャイルチームによって使用される手法です。スクラムXPでは、スクラムのパワーをエクストリームプログラミング (XP) のプラクティスと組み合わせます。

  • Set-Based Design (セットベースデザイン)

    セットベースデザイン (SBD) は、開発プロセス期間中、要件と設計オプションの柔軟性をできるだけ長く保つプラクティスです。SBDでは、単一ポイントのソリューションを予め選択するのではなく、複数のオプションを特定して同時進行で模索することで、時間の経過とともに劣った選択肢を排除します。前提条件を検証した後でのみ技術的ソリューションをコミットすることで設計プロセスの柔軟性が向上し、結果として経済性も向上します。

  • Shared Service (シェアドサービス)

    シェアドサービスは、アジャイルリリーストレイン (ART) やソリューショントレインの成功に必要な専門的な役割、人材、サービスを表しますが、専任ではありません。

  • Silos (サイロ)

    サイロは部門をベースとした組織構造であり、スペシャリストを中心に局所的に最適化されています。部門内においては反復的で効率的なオペレーションを実現するポリシーと手順を備えていますが、複数の部門にまたがる大規模なバリューフローは把握できません。

  • Solution (ソリューション)

    各デベロップメントバリューストリームでは、エンタープライズ内外のカスタマーに提供される1つまたは複数のソリューション (プロダクト、サービス、またはシステム) を開発します。

  • Solution Architect/Engineering (ソリューションアーキテクト / エンジニアリング)

    ソリューションアーキテクト / エンジニアリングは、開発中のシステムやソリューションが意図する目的に適していることを確実にするため、ソリューショントレイン全体の技術およびアーキテクチャに関する共有ビジョンを定義し、伝達する責任を負います。

  • Solution Backlog (ソリューションバックログ)

    ソリューションバックログは、今後のケイパビリティとイネーブラーのためのホールディングエリアです。それぞれが複数のARTにまたがることができ、ソリューションの進化やアーキテクチュラルランウェイの構築を目的としています。

  • Solution Context (ソリューションコンテキスト)

    ソリューションコンテキストは、ソリューションの運用環境の極めて重要な側面を明らかにします。これにより、ソリューション自体の要件、使用法、インストール、運用、およびサポートの本質的な理解が得られます。ソリューションコンテキストは、リリースオンデマンドの機会と制約に大きく影響します。

  • Solution Demo (ソリューションデモ)

    ソリューションデモは、ソリューショントレイン内のすべてのARTとサプライヤーによる開発成果を各PIで統合し、カスタマーとステークホルダーに対して可視化して、評価およびフィードバックを可能にします。

  • Solution Intent (ソリューションインテント)

    ソリューションインテントは、ソリューションの現在の動作や意図した動作に対する知見を保存、管理、伝達するためのリポジトリです。必要に応じて、固定 / 可変の仕様と設計、適用される規格 / システムモデル / 機能テスト / 非機能テストの参照、およびトレーサビリティが含まれます。

  • Solution Management (ソリューションマネジメント)

    ソリューションマネジメントは、経時的にカスタマーのニーズを満たす、実現可能、実行可能、持続可能な望ましい大規模ビジネスソリューションの構築を定義、サポートする責任を負います。

  • Solution Train (ソリューショントレイン)

    ソリューショントレインは、複数のアジャイルリリーストレイン (ART) の調整やサプライヤーの貢献が必要となる大規模で複雑なソリューションを構築する際に採用される組織的な構造です。また、ソリューショントレインは、ソリューションのビジョン、バックログ、ロードマップに加え、同じプログラムインクリメント (PI) を使用して、ビジネスとテクノロジー共通のミッションに合わせて各ARTのベクトルを揃えます。

  • Solution Train Engineer, STE (ソリューショントレインエンジニア)

    ソリューショントレインエンジニア (STE) は、ソリューショントレインのサーバントリーダー兼コーチで、バリューストリームにおいてARTとサプライヤーすべての作業をファシリテート、ガイドします。

  • Spanning Palette (スパニングパレット)

    スパニングパレットには、特定のチーム、プログラム、ラージソリューション、またはポートフォリオのコンテキストに適用されるさまざまな役割やアーティファクトが含まれます。

  • Spike (スパイク)

    スパイクはエクスプロレーションイネーブラーストーリーの一種であり、テクニカルアプローチのリスクを軽減し、要件をより深く理解し、ストーリー見積りの信頼性を高めるために必要な知識を獲得します。

  • Sprint (スプリント)

    スプリントはスクラム手法の用語で、SAFe用語のイテレーションと同義です。

  • Story (ストーリー)

    ストーリーは、求める機能の一部分をユーザーの言語で簡潔に説明したものです。アジャイルチームは、システム機能を小さく縦分割したものを実装し、単一のイテレーションで完了できるようにサイズを調整します。

  • Story Map (ストーリーマップ)

    ストーリーマップはデザインシンキングテクニックの1つで、ユーザーがゴールを達成するために必要なタスクに沿ってストーリーの順序を整理します。

  • Story Point (ストーリーポイント)

    ストーリーポイントは相対見積りで使用される1つの決まった数字で、ボリューム、複雑性、知識、不確実性の程度を考慮して決定されます。

  • Strategic Theme (ストラテジックテーマ)

    ストラテジックテーマはエンタープライズのポートフォリオと戦略を結びつけるビジネスオブジェクティブを差別化するものです。ポートフォリオ戦略に影響を与え、ポートフォリオに関連する意思決定を行うためのビジネスコンテキストを提供します。

  • Sunk Costs (サンクコスト)

    サンクコストはすでに発生した費用を意味します。将来に向けて投資決定を行う場合、効果的な方針転換のために無視する必要があります。

  • Supplier (サプライヤー)

    サプライヤーは、ソリューショントレインやアジャイルリリーストレインがカスタマーにソリューションを提供するのに役立つコンポーネント、サブシステム、またはサービスを開発して提供する社内外の組織です。

  • SWOT Analysis (SWOT分析)

    SWOT分析は戦略的プランニングテクニックの1つで、SAFeのポートフォリオビジョンの一環として、現在のビジネス状況に関連する強み、弱み、機会、脅威を特定するために使用されます。

  • System Architect/Engineering (システムアーキテクト / エンジニアリング)

    システムアーキテクト / エンジニアリングは、開発中のシステムやソリューションが意図する目的に適していることを確実にするため、技術およびアーキテクチャに関する共有ビジョンをアジャイルリリーストレイン (ART) 向けに定義し、伝達する責任を負います。

  • System Demo (システムデモ)

    システムデモは、アジャイルリリーストレイン (ART) のすべてのチームから提供された最新のイテレーション向けの新しいフィーチャーに関する全体像を示す重要なイベントです。各デモでは、プログラムインクリメント (PI) 内の進捗状況に関する客観的な指標をARTのステークホルダーに提供します。

  • System Team (システムチーム)

    システムチームは、アジャイル開発環境の構築およびサポートを補佐する特殊なアジャイルチームです。通常、コンティニュアスデリバリーパイプライン対応のツールチェーンの開発およびメンテナンスなどが含まれます。また、システムチームは、アジャイルチームからのアセットの統合をサポートしたり、必要に応じてエンドツーエンドのソリューションテストを実行したり、デプロイとリリースオンデマンドをサポートしたりします。

  • Systems Thinking (システムシンキング)

    システムシンキングではソリューション開発に包括的なアプローチを取り、システムとその環境のすべての側面をそのシステム自体の設計、開発、導入、保守に取り入れます。

T

  • Team and Technical Agility (チーム&テクニカルアジリティ)

    チーム&テクニカルアジリティコンピテンシーは、パフォーマンスの高いアジャイルチームや、複数のアジャイルチームで構成されるチームが、カスタマーに対する高品質なソリューションを作り上げるために使用する重要なスキル、リーンアジャイルプリンシプル、プラクティスについて説明します。

  • Team Backlog (チームバックログ)

    チームバックログには、プログラムバックログから生じるユーザーストーリーおよびイネーブラーストーリーに加え、チーム内の事情に基づいてチーム内で生じるストーリーが含まれます。これには、チームがシステムの一部を前進させるために必要なすべてのものに代表される、その他の作業項目も含むことがあります。

  • Team Kanban (チームカンバン)

    チームカンバンは、ワークフローの可視化、仕掛り中の作業 (WIP) 制限の設定、スループットの測定、プロセスの継続的な改善によってバリューフローを促進するようチームをサポートする手法です。

  • Team Topologies (チームトポロジー)

    チームトポロジーは4つの組織タイプを定義し、アジャイルチームとARTを編成するための明確なモデルを提供します。

  • Technical Debt (技術的負債)

    技術的負債は、通常は故意かどうかを問わず不適切または不完全なソリューションを選択することで発生する、将来の作業の暗黙のコストとそれに伴う利息を意味します。

  • Test-Driven Development (テスト駆動開発)

    テスト駆動開発 (TDD) は、システムのコードまたはコンポーネントを実装する前にテストを作成および実行することに関するマインドセットとプラクティスです。

  • TOWs Analysis (TOWS分析)

    TOWS分析はSWOT分析と合わせて使用され、SAFeポートフォリオビジョンの一部として、ポートフォリオのより良い将来の状態を実現するための戦略オプションの特定に役立ちます。

U

  • U-curve Optimization (Uカーブ最適化)

    バッチサイズのUカーブ最適化では、トランザクションコストとホールディングコストのバランスをとることにより最適なバッチサイズが決定されます。

  • Uncommitted Objectives (アンコミットオブジェクティブ)

    アンコミットオブジェクティブは、チームのコミットメントには含まれておらず、プログラム予測精度の測定においてカウントされないため、ビジネスバリューのデリバリーの予測制度を向上させます。チームは、オブジェクティブを達成する自信がない場合はいつでもアンコミットオブジェクティブとすることができます。

V

  • Value (バリュー)

    バリューはエンタープライズがカスタマーとステークホルダーにデリバリーするベネフィットであり、SAFeではさまざまなコンテキストで使用されます。

  • Value Stream Coordination (バリューストリームコーディネーション)

    バリューストリームコーディネーションは、依存関係を管理する方法や、バリューストリーム間の相互連携のみに存在する機会を活用する方法を定義します。

  • Value Stream Identification (バリューストリームの特定)

    バリューストリームの特定はポートフォリオで使用されるアクティビティの1つであり、サポートするオペレーショナルバリューストリームとデベロップメントバリューストリームが特定されます。

  • Value Stream KPIs (バリューストリームKPI)

    バリューストリーム重要業績指標 (KPI) は、予測されるビジネス成果に対するバリューストリームのパフォーマンスを評価するために使用される定量化可能な指標です。

  • Value Stream Management (VSM) (バリューストリームマネジメント (VSM))

  • Value Stream Mapping (バリューストリームマッピング)

    バリューストリームマッピングはコンティニュアスデリバリーパイプライン全体でバリューフローを改善するために欠かせないツールで、フローの遅延の原因となっているボトルネックと問題のある分野を特定するために必要な可視性を提供します。

  • Value Stream (バリューストリーム)

    バリューストリームは、カスタマーへの継続的なバリューフローを提供するソリューションを実装するために組織が使用する一連のステップを示します。

  • Velocity (ベロシティ)

    ベロシティは、完了の定義 (DoD) を満たした、すべての完了済みストーリーのポイントの合計です。

  • Vision (ビジョン)

    ビジョンは、開発中のソリューションの将来の状態を説明します。ビジョンは、カスタマーとステークホルダーのニーズに加え、これらのニーズを満たすために提案されたフィーチャーとケイパビリティも反映します。

W

  • Weighted Shortest Job First, WSJF (ウェイテッドショーテストジョブファースト)

    Weighted Shortest Job First (WSJF) は、経済的なメリットを最大限創出するため、ジョブ (フィーチャー、ケイパビリティ、エピックなど) を順序付けするために使用される優先順位付けモデルです。 SAFeでは、WSJFは遅延コスト (CoD) をジョブサイズで割った値で予測されます。

  • Work in Process (仕掛り中の作業)

    仕掛り中の作業 (WIP) は、部分的に完了した作業を意味します。WIPが多すぎると優先順位が混乱し、頻繁に作業切り替えがおこり、オーバーヘッドが増加します。

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